【イベントレポート】エース薬剤師の仕事と年収大解剖−成長する薬剤師とは−
今回は現在パート勤務をされながら、本業以外でSNSの発信や医薬英語教材の販売などもされているNorikoさんにインタビューさせていただきます!
Norikoさんの略歴を教えて下さい。
略歴は下記です。
薬学部卒業後、大手ドラッグストア&調剤薬局に就職し、10年以上正社員として勤務
夫の仕事の都合でアメリカ駐在に帯同のため退社
帰国後調剤薬局にパートとして復帰し、働きながら医療通訳技能検定1級を取得
学びながらインスタグラムでの発信を開始し、薬学の学びと医療英語の発信を続け現在に至る
Udemyで薬剤師用の医療英語教材販売中
SNSではInstagram, TikTok, Twitter, YouTubeなどでも発信し、
ブログも開始
全てアラフォーで始め、独学で学び続けながら継続中
パートで働くメリットはありますか?
パートとして働くメリットは主に「ある程度自由であり、精神的な負担が少ない」ということだと思います。
正直、金銭的には社員になる方が断然お勧めです。
具体的にパートのメリットを挙げると
○異動がないため勤務時間で振り回されることがない
○希望の休みが取りやすい。
○責任の重い仕事を押し付けられることは少ない
○自分の都合に合わせた働き方ができる
○謎のつまらない会議などに出席する必要がない
○ノルマなどを課されることは少ない
というわけで、仕事だけではなく精神的な負担も少ないのがメリットだと思います。
ただ重要な仕事を任されないことが多いのと
基本同じ場所での勤務になるため経験値はあまり積めない、
また、権限も少ないためやりがいなどを求めると物足りないかもしれないですね。
その分収入としても社員に比べるとかなり損な働き方になります。
自分の自由度や働きやすさを取るか、
収入や、やりがい、経験を積むことを取るか
年齢や家庭環境によっても選び方は異なるかと思います。
現場だけでなく、教材作成や発信など、いろんなご活動をされていらっしゃるのですね!新しい一歩を踏み出すためのコツはありますか?
もしやりたいことが決まっているのなら、その『情報収集』から始めて欲しいと思います。
まだ特に決まっていない人は、自分が好きなこと、面白そうだと気になっていることの『情報収集』から始めてみてください。
調べているうちに、始め方や、実際にやっている方の情報が集まってくると思います。
というわけで、重要なのは情報収集だと思います。
いきなり始めるのが心配な方は、ちょっと先を行っている人を観察してみたり、同じ目的を持つ集まりに参加してみたり
とりあえず、真似から始めてみるのもいいと思います。
とにかく何もしなければ始まらないので、自分にとって一番ハードルの低い方法で片足を踏み込んでみてください。
もし始めてはみたけれど、ちょっと違うなと思ったら
いつでも引き返せる状態で始めるのがいいかと思います。
ここでよく高い情報商材などを買ってしまう人がいますが、そこは注意して欲しいと思います。
というのも、今の情報社会では、ほとんどのことは独学で学べます。
私は色々なことに挑戦していますが、ほぼ全て独学です。
友人から学ぶこともあるし、本を購入することもありますが、それは大した額ではありません。
もちろん、情報を買ってしまった方がスタートダッシュとしては早いかもしれませんが、まずは独学で行けるところまで行ってみてはどうかなと思います。
そうしたら自分に合わないと思ったらいつでも引き返して他のことを始められますしね。
私は初期費用としては、私にとっては絶対に必要だと判断したパソコンやソフトの購入、書籍代ぐらいしかかけておりません。
とにかく、まずはハードルを低く設定して、できるところから少しずつチャレンジしてみて欲しいと思います。
特にお子さんがいる女性の場合、どうしてもまだ男性よりもやりたいことを諦めている方が多い印象です。
でも、何も夫や子供を優先して、自分のやりたいことを諦める必要はないと思っています。
私のように、お金をかけずに、働きながら、子育てしながら隙間時間で色々挑戦することは可能ですし、
そもそも、お母さんが好きなことをやって輝いている方が子供も嬉しいでしょう。
どんな立場であれ、本当に自分がやりたいことに挑戦して人生を楽しむ人が増えたら嬉しいです。
自分がやりたいことに向けて、独学でいけるところまで行ってみる!という姿勢が大切なんですね!今後はどのようなご活動をされるのか、将来のビジョンや目標はありますか?
具体的なことは決めていないのですが、
周りの方のハードルを下げたり、頑張っている方のサポートをすることが好きなので、そういった活動が続けられればと思っています。
そもそも、私が英語を始めたのも、調剤薬局で働き始めたのも、SNSなどで発信を始めたのも全てアラフォーになってからです。
元々スキルがあったのでは?と思われがちですが、どれも一から独学したものばかりです。
そう思うと、20代ならなんでもできそうですし、私と同世代の方も、始めるのに遅いことはないと思ってもらえるのでは?と感じています。
そういう方達と繋がって、何か面白いことができたら楽しそうですね。
私は基本的に目立ちたくない人なので、そういう方のサポートができたら嬉しいです。
独学でもまずは始めてみるというのが、今後活動の幅を広げたり、様々な出会いに繋がっていくのが素敵ですね。
20代で、転職を考えている薬剤師にメッセージをお願いします。
20代は体力もあるでしょうし、扶養する家族もいない方が多いでしょうから、貯金も頑張れそうですよね。
若い今のうちに、できるだけ自分の実力が発揮できて、その実力を高く評価してくれる企業で頑張って欲しいと思います。
今は転職はステップアップと考えられることが多いので、視野を広く持って、色々なことにチャレンジして欲しいと思います。
もし薬剤師以外にやりたいことがある方は、20代30代のうちに貯金を頑張って、金銭的な不安とを取り除いてから、本当にやりたいことにチャレンジするのもいいですね。
今働いているところで、疑問や不満が多い場合は、
無理に我慢せず、新しい環境を選択してみて欲しいと思います。
今回はNorikoさんにインタビュ−させていただきました!
「自分のやりたいことは諦めず、まずは情報収集をし独学で行けるところまでいってみる」というメッセージからパワーをいただきました。
「奨キャリ薬剤師」は若手薬剤師さんのキャリアを応援すべく、様々な背景を持った薬剤師さんにキャリアインタビューを行っています。その他の方の記事もぜひご覧くださいね!
キャリア選択に向けて、素敵なロールモデルとの出会いがありますように・・★